JDRONEは、2024年9月より山梨県南都留郡富士河口湖町・鳴沢村地内(青木ヶ原地内)において、ドローンを活用した見回り・声かけ業務を実施する。サーマルカメラを搭載したドローン「DJI Matrice 30T」「DJI Matrice 3TD」「DJI Matrice 300 RTK」を使い、青木ヶ原樹海の夜間の人物有無を確認する。事業主は山梨県で、2025年3月末まで実施する予定だ。

写真:飛行するドローン
DJI Matrice 30T

 監視対象地内に自動充電ポート付きドローンを2セット(DJI Dock 1+Matrice 30T、DJI Dock 2+Matrice 3TD)設置。あらかじめ設定した監視ルートをドローンが自動巡回し、監視者がドローンに搭載したカメラの映像をもとに遠隔から監視する。不審な動きを発見した場合、現地パイロットがよりハイスペックなドローン(DJI Matrice 300 RTK)を急行させ詳細情報を得るとともに、ドローン搭載のスピーカーから監視対象者に声かけを行う。

 青木ヶ原樹海周辺では地元監視員がパトロールを実施しているが、広域な樹海を網羅的に監視することは極めて困難である。ドローンによる巡回で、自殺企図の疑いがある人への声かけを行い保護につなげることで、自殺予防および自殺者の減少を目指す。

※この取り組みの詳細は、後日ドローンジャーナルでレポート予定です。

サーマル画像:道路端に車が停車し、その近くに2人の人物が確認できる。
人物を検知したサーマルカメラ映像(イメージ)
写真:自動充電ポートとドローンの外観
自動充電ポート:DJI Dock 2、ドローン:Matrice 3TD