ドローンで災害対応強化、Flight PILOT・大和ハウスグループ・大東建託グループ・ギガプライズと佐世保市が協定

　2024年8月22日、Flight PILOT、大和リビングとD.U-NET（以下、大和ハウスグループ）、大東建託と大東建託パートナーズ（以下、大東建託グループ）、ギガプライズは、長崎県佐世保市と「災害時における無人航空機（ドローン）による協力に関する協定」を締結した。

（左より）ギガプライズ代表取締役社長 佐藤寿洋氏、大和リビング上席執行役員 櫛田勝秋氏、佐世保市長 宮島大典氏、Flight PILOT代表取締役 川上貴之氏、大東建託パートナーズ取締役 川岡誠氏

　大規模な震災や豪雨、台風による河川の氾濫や土砂災害など、自然災害が激甚化している。災害時には人手や機材の不足が課題となることが多く、道路の寸断や通信の途絶により対応が遅れるといった状況が発生している。

　上空から広範囲にわたり災害の現状を把握することができるドローンで情報収集することで、効率的かつ効果的な救助活動や復旧作業の計画立案・実行ができる。

　同協定では、佐世保市内で自然災害や大規模事故などの発生やそのおそれがある場合に、高精度な位置情報の取得が可能な「RTK-GNSSアンテナ」と運航管理システムを利用しドローンを遠隔操縦することで、被災状況等の迅速な情報収集、復旧への協力・支援を目指す。

　RTK-GNSSは、衛星からの信号をリアルタイムで処理し、数センチメートルの精度で位置情報を提供することで、非常に高い精度で位置を特定する。主に測量、農業、自動運転、ドローン運航などで利用されている。

RTK-GNSSアンテナと運航管理システムを利用したドローンの遠隔操縦イメージ

【協定内容】