2024年8月26日、SkyDriveは、大阪市高速電気軌道(以下、Osaka Metro)と業務提携契約を締結し、併せてOsaka MetroがSkyDriveに出資したことを発表した。2025年大阪・関西万博後の大阪エリアでの空飛ぶクルマを用いた事業化に向けた検討を行うことが目的。

Osaka MetroとSkyDriveのロゴマーク
写真:空飛ぶクルマのモックアップを前に握手を交わす両社代表
Osaka Metro本社で行った記者会見の様子。左:Osaka Metro 代表取締役社長 河井英明氏、右:SkyDrive 代表取締役CEO 福澤知浩氏。

 空飛ぶクルマを開発するSkyDriveは、大阪・関西万博において空飛ぶクルマの2地点間での運航事業者に選定されている。

 Osaka Metroは、都市型MaaS構想「e METRO」を推進しており、パーソナルな移動を実現するための新たな選択肢として空飛ぶクルマも視野に入れている。2024年2月には大阪市の空飛ぶクルマ会場外ポート事業者として選定され、バーティポートの整備を進めている。

 両社は、Osaka Metroが空飛ぶクルマ会場外ポート事業者として選定されて以来、協議を進めてきた。その中で、Osaka Metroが都市型MaaS構想で目指す「あらゆる移動ニーズに応える交通インフラの確立」と、SkyDriveが実現を目指している「空飛ぶクルマによって日常の移動に空を活用する世界」に親和性があると判断し、業務提携契約の締結に至った。

 この提携により、両社はビジネスモデルの策定・精緻化、オペレーション内容の設定・確定など、空飛ぶクルマの事業化に必要な検討を進めるとしている。