2024年8月7日、Liberaware(リベラウェア)は、愛媛県デジタル実装加速化プロジェクト「トライアングルエヒメ」に採択されたことを発表した。

 同プロジェクトでは、愛媛県内のインフラ・プラント維持管理DXの実装を通じて、持続可能な社会の構築を目指す。さらに、災害時にも対応可能な体制を整えることで地域の安全を確保する。

トライアングルエヒメとリベラウェアのロゴ

 トライアングルエヒメ推進事業「デジタル実装加速化プロジェクト」では、愛媛県内外の企業が持つデジタルソリューションと関連技術を県内の事業者や自治体に実装し、稼ぐ力の向上やデジタル人材の育成など地域課題の解決に取り組む。

 プロジェクトでは、愛媛県内を実装フィールドとした企画提案を募集し、採択事業に1,000万~3,000万円程度/件の委託費を支給する。実装先や顧客候補の開拓支援、事業開発に関するさまざまなナレッジ提供や定期的なメンタリングなど、愛媛県と事務局が事業開発推進のサポートを行う。実施期間は、2024年7月9日から2025年3月31日(予定)。

 リベラウェアは、屋内点検ドローン「IBIS2」をはじめ、屋外ドローンや各種ロボットを活用した設備等の維持管理DXソリューションを提供できる人材を育成する。また、電力会社の発電所や他の製造工場において、ドローン等を用いた点検やデータ処理等DXソリューションの有効性を検証し、技術および事業開発を進める。さらに、愛媛県内の製造業の設備および自治体が管理する各種インフラ設備への実装を目指し、災害時にも対応できる体制構築を目指す。

 出口戦略として、ドローンおよび各種ロボットを活用した点検サービス、データ処理・解析サービス、動画から3D点群を作成・管理できるデジタルツインソフトウェア「TRANCITY」を、民間や自治体に実装していく。