2024年8月1日、JA全農あおもりは、ドローンによる農業用ハウスへの遮光資材の吹き付け試験を実施したことを発表した。

 ハウス内の温度上昇を抑制する遮光剤の吹き付け作業は、夏の屋外での作業となるため重労働で農家の負担になっている。JA全農あおもりは、農作業の省力化と夏季高温対策を図るため、ドローンによる農業用ハウスへの遮光剤の吹き付け試験に取り組み、生育期間中のハウス内温度やトマトの品質など高温障害の軽減を調査し、費用対効果を検証している。

 試験には青森市のJA青森トマト部会員が協力し、2024年8月16日からは青森市・五所川原市・つがる市・七戸町(2か所)の計5所で検証を行う。トマトを栽培するハウスに遮光材を使用した後、9月中旬頃まで経過を観察する。

写真:ハウスの上を飛行するドローン
トマトを生育するハウスに遮光剤を散布するドローン