2024年3月29日、国土交通省は、重量物運搬を目的に古河産業とDroneWorkSystemが共同開発した無人航空機「DroneWorkSystem式EGL49J-R1型」に対して、第二種型式認証を行った。

　航空法の改正により、2022年12月に無人航空機の型式認証制度が開始された。型式認証とは、無人航空機の機体の設計や製造過程が安全性および均一性に関する基準に適合するか検査を行う制度。第二種型式認証は、立入管理措置を講じた上で行う特定飛行を目的とした型式に対して行う。

　古河産業とDroneWorkSystemは協業して「日本ドローン搬送協会」を設立。開発・運用・安全管理・オペレーター育成を一体化したソリューションを確立し、主に中山間区域における重量物運搬業務サービスを提供している。離陸重量25kg以上の機体であるEGL49J-R1型により、中山間区域における飛行安全性向上に貢献するとしている。

「EGL49J-R1」機体概要

機体寸法外径：1760mm（全長）×2020mm（全幅）
高さ：820mm
最大離陸重量90.0kg
最大積載重量49.0kg
最大飛行速度10.0m/s（36km/h）
最大飛行時間6分（最大積載重量時）