2024年4月4日、NTTコミュニケーションズ(以下、NTT Com)は、Skydioの自律飛行技術を活用したドローン「Skydio X10」の注文受け付け、および「Skydio X10」「Skydio Dock」のSkydio認定講習の提供を開始した。

「Skydio X10」について

 Skydio X10は、非GPS環境下での安定飛行や360度障害物回避機能など従来のSkydio製ドローンの特徴に加え、高解像度カメラを搭載。また、暗所での自律飛行能力や防水・防塵性能を備える。

「Skydio X10」が飛行する様子
「Skydio X10」の飛行画面

高解像度カメラ
 挟角(6,400万画素相当)とサーマルの2つのカメラに加え、広角または望遠のレンズを実装した2機種をラインアップ。広角カメラでは広範囲の状況確認が可能で、望遠カメラは被写体と離れた位置から撮影することでドローン損傷リスクを低減する。サーマルカメラは、災害時の人物探索や設備の発熱異常等の検出ができる。

暗所での自律飛行
 オプションのNightSenseを装着することで、障害物回避をはじめとした暗所での自律飛行が可能。また、スポットライトを装着することで暗所環境でも鮮明な撮影が行える。警備用途や暗所施設での安全な自律飛行・撮影が可能となる。

防水・防塵性能
 IP55等級を実装しており、雨天時の飛行が可能。

「Skydio X10」「Skydio Dock」のSkydio認定講習

 Skydio X10の納品と同時に、同機のSkydio認定講習を受講可能。また、ドローンポートSkydio DockのSkydio認定講習の提供も開始する。

 Skydio認定講習とは、Skydio製ドローンを深く理解し、使いこなすための座学および実技の講習。Skydioが認定する「SKYDIO MASTER INSTRUCTOR」や、SKYDIO MASTER INSTRUCTORが認定したインストラクターのみが提供できる。

 SKYDIO MASTER INSTRUCTORは、Skydio製品の知識や飛行実績に加えて、MASTER INSTRUCTOR講習を受講し、筆記および実技の試験に合格することで認定される。認定を受けることで、Skydio認定講習の提供および講習受講者の合格認定、Skydio認定講習を提供できるインストラクターの育成が行えるようになる。

 NTT Comは、2024年3月にSkydio X10とSkydio DockのSKYDIO MASTER INSTRUCTOR資格を取得。4月より両機種のSkydio認定講習を、講習パートナー(GEOソリューションズ、NTT e-Drone Technology)を通して提供する。

Skydio認定講習の提供フロー