2024年4月1日、さくら薬局グループは、2024年2月27~28日に福島県南相馬市で実施された「ドローンを使った医薬品配送の実証実験」に参画したことを発表した。同実験は、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)より委託された日立製作所・損害保険ジャパン、南相馬市をはじめとする企業・行政が協力し、ドローンの社会実装を推進する取り組み。

 同実験は、物資輸送用のドローンを使った医薬品の当日中配送の実現、飛行ルートの安全性や利便性、医薬品の確実な受け渡しの確認を目的に実施した。

 河川上空を主な飛行経路として、当日処方された医薬品を、厚生労働省発行「ドローンによる医薬品配送に関するガイドライン」に従って患者の自宅近隣の公民館まで配送した。

 さくら薬局 南相馬原町店は、飛行当日に発行された処方箋に基づく調剤、オンライン服薬指導のデモ、引換番号の発行、医薬品の梱包、ドローンスタート地点への搬入、受領確認を担当。患者はオンライン服薬指導時に発行された引換番号を持参し、着陸地点の公民館で医薬品を受け取った。