スカイピークは、2024年2月27日、ドローン物流の目視外飛行における航空管制システム管理下での運用を前提とした、ドローン運航オペレーション検証の実証実験を実施した。目視外飛行オペレーター育成に向けた取り組みの一貫として、地域企業・自治体・地域外企業と連携して行った。
現在多くのドローン運航事業者は、それぞれの自動飛行ソフトウェアを用いた独自の運航オペレーションを行っている。複数の事業者が空の利活用を推進するなか、複数の無人航空機や有人航空機が同一空域で安全に飛行するには、UTM（航空管制システム）の管理下での運航管理オペレーションが必要になる。
航空管制システムの活用を前提とした運用フロー等を改めて検討するため、今回の実証では運用面に着目した飛行試験を行った。
実施概要
ドローン物流（目視外飛行）のケースを用いて、航空管制システム管理下の運用を前提とした運航オペレーションについて検証を行う。
国土交通省が推進する日本全国の都市デジタルツイン実現プロジェクト「PLATEAU」が提供している3D都市モデルを航空管制システム「TRJX」に活用し、ドローン物流における機体運用の飛行オペレーションを検討する。
リモート管制チームと現場オペレーションチームが遠隔で連携し、離着陸等の許可承認フローに基づいた運航方法で一連の流れについて検証を行った。
実施日 ：2024年2月27日
システム ：航空管制システム「TRJX」（トラジェクトリー製）
機体 ：UAV-E6106FLMP2（イームズロボティクス製）
飛行ルート ：豊川沿いに飛行、経路は約3.5km
・ 離陸地点：BamBoo’s
・ 着陸地点：橋尾スポーツ広場
| 実施体制 | |
|---|---|
| スカイピーク | ・全体取りまとめ ・オペレーションフロー作成 ・ドローン運航業務 |
| トラジェクトリー | ・航空管制システム（TRJX）提供 ・3Dデータに基づく飛行ルート提供 ・飛行中のリモート管制業務 |
| イームズロボティクス | ・機体提供 ・運航支援 |
| エムアンドシー タケダビデオ dot. | ・運航支援 |
| バウンダリ行政書士法人 | ・許可申請手続きサポート ・法的観点アドバイス |
| BamBoo’s | ・発着場所の提供 |