セキドは、同社が運営するJULC神奈川教習所において、3月8日より「無人航空機 災害対応基礎」講習を開始する。災害や事故時に即応するための訓練方法を習得し、実際の災害・事故発生時に迅速に対応できる操縦者を育成する。

 自然災害や火災、事件や事故への対応、捜索救助などでドローンの活用が進んでいる。一方、災害時の効果的な飛行、機材の選択や飛行範囲の決定など適切な判断が多く求められる。また、接触や墜落などの二次災害は避けなくてはならない。

 同カリキュラムは、静岡県焼津市地域防災課の実践的な災害対応運用に基づいた、実際の災害現場でドローンを活用する際に欠かせない内容となっており、無人航空機組織構成、注意点、飛行訓練を含めた実際の運用経験、手動/自動操縦の訓練方法などを習得する。なお、講習は座学講習のみとなる。

 講習費用は7万7,000円(税込)、募集人数は20名。災害時に活動する公助機関や、公助機関と協定を締結している事業者等を対象としている。

講習内容
・マルチローター無人航空機による災害対応飛行の概要
・災害規模による活動体制に関する知識
・災害対応時の活動
・災害対応等における航空法上の取り扱い等
・マルチローター無人航空機基礎知識
・災害時に活用する無人航空機の性能・機能
・災害対応時の飛行方法
・飛行訓練方法
・機体維持管理

▼JULC 無人航空機 災害対応基礎
https://julc.co.jp/course/workshop/2475