2024年1月13日、スカイマティクスは、能登半島地震の発生を受けて、国土地理院が1月5日に撮影した石川県珠洲地区・輪島中地区・穴水地区の航空写真を用いて解析を実施し、クラウド型ドローン測量・情報共有ツール「KUMIKI」にて公開したことを発表した。同社は、災害発生後に撮影された航空写真・衛星写真より被災状況を把握するための解析に取り組んでおり、1月5日に石川県珠洲地区・輪島東地区の土砂災害発生候補地の解析データを公開している。

 今回、石川県珠洲地区に加え、新たに輪島中地区・穴水地区の航空写真より、道路周辺で発生し通行に影響を及ぼしている可能性がある土砂災害発生候補地を自動抽出した。

 道路から左右50mのエリアで発生した懸念が高い土砂崩れ候補地を重点的に解析し、物資運搬、安全な移動、二次災害対策、復旧・復興計画の立案に役立つよう、特に道路周辺の土砂災害のスクリーニング情報としての活用を想定している。

 抽出結果は、レイヤ管理機能により1月2日の撮影画像から抽出した結果と時系列で確認できる。

解析データ

解析対象 :珠洲地区・輪島中地区・穴水地区の道路周辺を中心とした土砂崩れ発生候補地
閲覧ビューワー 令和6年能登半島地震特設サイト
※画像や解析技術の特性上、誤検出がある。解析結果の完全性・正確性・有用性を保証するものではない。

利用データ詳細

空中写真
撮影者 :国土地理院
観測日 :2024年1月5日
観測場所:石川県珠洲地区・輪島中地区・穴水地区

道路データ
データ取得元:OpenStreetMap