2024年1月1日の能登半島地震の発生に際し、エアロネクストと同社の戦略子会社NEXT DELIVERYは、2024年1月7日より、輪島市からの要請を受けた日本UAS産業振興協議会（以下、JUIDA）の活動に参加し、同市においてドローンによる医療物資輸送を実施している。

輪島市で医療物資を配送する物流専用ドローン「AirTruck」
ドローンで届けた薬を確認する様子（鵠巣小学校避難所）
配送された薬を受け取った様子（鵠巣小学校避難所／JUIDA提供）

　JUIDAは、1月4日に輪島市から要請を受け、1月6日よりブルーイノベーションとLiberaware（リベラウェア）の協力のもと、ドローンによる行方不明者の捜索および、被害状況確認等の災害時活動を開始した。エアロネクストはACSLと共にJUIDAの活動に参加し、1月8日に第1回目の飛行を実施。輪島市文化会館から孤立地域内の鵠巣小学校避難所に向けて、ドローンによる薬品配送を行った。

　具体的には、NEXT DELIVERYの運航チームが1月7日より現地に入り、1月8日にエアロネクストとACSLが共同開発した物流専用ドローン「AirTruck」を使用して、約3km離れた鵠巣小学校避難所に約10分で住民3人分の薬を届け、着陸地点に戻る往復飛行を実施した。1月9日には2回の飛行を実施し、医療品を配送した。

実施概要

日程 ：2024年1月8日（月）～未定
場所 ：石川県輪島市
配送内容とルート （今後追加、変更の場合もある）：輪島市文化会館から鵠巣小学校避難所への医療物資輸送（片道約3km）
使用機体 ：物流専用ドローン「AirTruck」
体制 ：統括 日本UAS産業振興協議会（JUIDA）、運航 NEXT DELIVERY、協力 エアロネクスト・ACSL