2024年1月1日の能登半島地震の発生に際し、日本UAS産業振興協議会(以下、JUIDA)は、1月4日に輪島市から要請を受け、1月6日よりブルーイノベーションとリベラウェアの協力のもと、ドローンによる行方不明者の捜索、被害状況確認等の災害時活動を開始した。

 1月8日16時からは、ACSLとエアロネクストの協力を得て、輪島市文化会館から鵠巣小学校避難所(孤立地域内)に向けて、ドローンによる薬品配送を実施した。

 災害時にドローンを活用して物資を被災地に届ける試みは、国内で初めてとなる。1月9日以降も試験的に実施する予定で、本格運用への課題を探りながら活動を進めるとしている。

輪島市におけるJUIDAのこれまでの日毎活動経緯

【1月5日】

JUIDA 現地到着
 輪島市役所でドローンの活動に関する情報収集、関係機関との調整、協力各社への指示態勢を構築。

【1月6日】

ブルーイノベーション 現地到着
 自衛隊と連携した孤立地域の情報収集。

リベラウェア 現地到着
 被災した住宅の被害状況の確認。

【1月7日】

ブルーイノベーション
 仮設住宅設置予定地域の被災状況の確認(門前地区2カ所)。

ACSL 現地到着
エアロネクスト 現地到着

【1月8日】

ACSL
 仮設住宅予定地域の被災状況の確認。

ACSL、エアロネクスト
 孤立地域の避難所に物資輸送。