2023年11月21日、スペースワンは「登録講習機関等監査実施団体」として国土交通省に認定され、監査を開始したことを発表した。

 2022年12月より開始された無人航空機操縦者技能証明制度。資格取得を目指す操縦士の育成は、国から認可を受けた登録講習機関が担っている。登録講習機関は、毎事業年度に外部監査を受けることが義務づけられている。監査により国家資格に関する講習や修了審査を適切に行っているかを検査し、無人航空機操縦者技能証明制度の均一化を図っている。

 監査は、国土交通省から認可を受けた登録講習機関等監査実施団体が実施する。なお、講習を開始した日ではなく、国土交通省から登録講習機関の認定を受けた日から1年以内に監査を終了する必要がある。現地で行う実地監査が基本だが、1、2年目はオンライン監査が認められている。

 監査を受けるには、登録講習機関が外部の監査実施団体に申し込む必要がある。申し込み完了後、事前に資料や情報などを準備し、それをもとに監査が実施される。その後、監査結果の通知が行われ、不適切事項があれば是正措置の報告を行い、最終的に「監査報告書」を航空局に提出して完了となる。