2023年11月14日、クオリティソフトは、石川エナジーリサーチが開発・製造する「ビルドフライヤー」をベース機体とする「災害対応アナウンサードローン」のリリースを発表した。

ビルドフライヤーをベース機体とした「災害対応アナウンサードローン」

 近年頻発化している大規模水害や土石流災害においてドローンの有効性が確認されている。ドローンに搭載されたカメラによる上空からの情報収集は非常に有用であることから、消防庁は災害対応ドローン運用推進事業の展開等により、消防本部におけるドローンの活用を推進している。また、これまでの情報収集を目的とした活用方法に加え、最近では被災者の救援・救助活動を支援する機能への期待が高まっている。

「災害対応アナウンサードローン」について

 クオリティソフトが提供する災害対応アナウンサードローンは、スピーカーを搭載し、上空から被災者へ避難誘導、救援・救助活動の状況、励まし等の「声」を届ける。

 また「物件搬送・投下装置」により、土砂災害で車両が近づけない場所にいる要救助者へ救助資機材、飲食物を運搬する。

消防庁が求める「災害対応ドローン」機能要件に準拠
 ドローン機体および搭載機器は、防水性能等級3以上。動画撮影が可能なカメラを搭載し、撮影した動画を現場活動で活用できる。

ドローン搭載に最適化した「圧電スピーカーユニット」
 軽量(約800g)、低消費電力(5W)により、ドローンの飛行時間性能への影響を最小化。磁石を使用せず、ドローンの電子コンパスに影響を与えない。

クリアに聞こえる音声特性
 プロペラによる風切り音の影響を最小化。音圧減衰の少ない設計により、上空からクリアな音声でのアナウンスを実現(可聴距離:直線約300m)。

AIアナウンス機能
 日本語のテキスト文章から自然なアナウンス音声を生成。最大29の言語に対応し、外国人観光客や外国人居住者にも有効。

▼クオリティソフト 防災・災害対応ドローン
https://drone-bc.jp/bosai/