2023年11月10日、プロドローンは、第一種型式認証の申請が、国土交通省航空局により同日受理されたことを発表した。

型式認証を申請した機体のベースとなる「PD6B」

 型式認証を申請した機体「プロドローン式PD6B-CAT3型」は、物資輸送や測量用途で実績のあるPD6Bをベースに安全面での機能を向上させた改良型。最大積載重量は約20kg、最大離陸重量は約45kg。製造はJALエンジニアリングが担当する。

【機体諸元(予定)】

機体寸法約2.2m×約2.4m×約0.7m
最大離陸重量約45kg
最大積載重量約20kg
最大巡行速度約12m/s(約43km/h)
最大航続時間約30分

 型式認証制度は、国土交通省が航空法に基づいて制定した制度で、無人航空機の設計や製造が安全基準および均一性基準に適合しているかを検査し、その認証を行うもの。第一種と第二種があり、第一種型式認証は、第三者上空の飛行経路に立入管理措置を講ずることなく行う特定飛行(人口集中地区上空、夜間、目視外等での飛行)を目的とした型式に対して行う。

各社コメント

JALエンジニアリング 取締役(新事業担当)秡川宏樹 氏

 型式認証制度においては、従来以上に機体の安全性や信頼性の向上が求められることから、航空機整備の経験を活かし、より高い安全基準に基づいた機体の社会実装を実現してまいります。

プロドローン 代表取締役社長 戸谷俊介 氏

 レベル4飛行により、有人地帯における目視外飛行が可能となり、より多くの社会課題・地域課題解決に向けた貢献ができると考えています。