エアロセンスは、2023年11月7日、国土交通省の無人航空機(ドローン)の型式認証制度において、垂直離着陸型固定翼(VTOL)「エアロボウイング」の第二種型式認証の申請が、国土交通省に受理されたことを発表した。無人航空機の第二種型式認証申請の受理は、イームズロボティクス、ソニー、DroneWorkSystemに続いて4件目、VTOL型ドローンでは初となる。

エアロボウイング

 2022年12月より開始された型式認証制度は、特定飛行に資することを目的とする型式の無人航空機の強度、構造および性能について、設計および製造過程が安全基準および均一性基準に適合するかを検査し、安全性と均一性を確保するための認証制度。第二種型式認証を受けたドローンは、立入管理措置を講じた上で一部の特定飛行(カテゴリーⅡB飛行)を行う際の許可申請が不要になるため、認証後のエアロボウイングのさらなる活用と普及を同社は見込んでいる。

エアロボウイング飛行イメージ

 2020年に販売を開始したエアロボウイングは、最長50km、最高速度100km/hの高速飛行が可能。山間部の点検や海域の巡視、河川沿いの調査飛行など、長距離・広範囲の飛行が必要な場所で活用されている。2023年7月、国土交通省が運営する新技術情報提供システムNETISに登録。

▼エアロボウイング
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