2023年11月1日、栃木県足利市とNEXT DELIVERYは、2023年10月28日にドローン配送を想定した実証実験を実施したことを発表した。買い物弱者への買い物支援や災害時の物資輸送において、ドローン活用の可能性を探ることを目的としている。

物流専用ドローン「AirTruck」と、足利市長 早川尚秀氏(左)、NEXT DELIVERY 代表取締役 田路圭輔氏(右)

 足利市の人口は1990年をピークに減少傾向が続いている。少子高齢化が進む地域コミュニティにおいては、地域内での見守りや支え合いの活動の重要性が高まっていくと考えられることから、今回ドローンを活用した実証実験を実施した。

 実証実験では、災害時を想定して足利市内の「三和公民館から旧松田小学校」と、買い物代行を想定して「三和公民館からRECAMP足利(松田川ダムふれあい広場)」までの2ルートを使い、物流専用ドローン「AirTruck」により菓子を配送した。

 三和公民館からRECAMP足利までのルートでは、片道約5kmの距離を約12分で届けることができた。

ドローンに荷物をセットするスタッフ
ドローンが配送する様子(RECAMP足利)
菓子を受け取る子どもたち(RECAMP足利)