日本無人航空機免許センター(以下JULC)は、2023年9月28日より、JULC登録会員向けに、自動で飛行日時・場所・飛行時間の入力ができる「JULC飛行日誌アプリ」の無償提供を開始する。

 2022年12月より義務化された無人航空機飛行の飛行日時、場所、飛行時間を記録する飛行日誌を、国土交通省指定のフォーマットで簡単に作成できる。飛行記録だけでなく日常点検記録や点検整備記録の機能も搭載。JULC会員は、すべての機能を無料で利用できる。

主な機能

 飛行日誌とは、飛行記録、日常点検記録、点検整備記録をあわせた書類のことで、特定飛行において無人航空機を飛行させる際には常時携行が求められている。本アプリはこれらの情報を飛行させる際の準備の流れに沿って、スマートフォンで手軽に記録、表示することができる。

 記録する操縦者、機体は複数登録が可能(3名・3機まで)。入力データはデバイス端末に保存され、国土交通省指定の飛行日誌様式やCSV出力に対応する。携帯電波の届かない場所でも利用できる。iOS版のみ。

飛行記録
 日時、時刻、現在地、飛行時間を自動記録。操縦者は離陸、着陸のボタンをタップするだけで記録が残せる。

飛行前後の日常点検
 あらかじめ設定された点検項目にチェックをいれるだけ。異常があった際には内容を記入して記録を残せる。

点検整備記録
 機体ごとに任意のタイミングで記録が残せる。また、飛行時間が20時間を超えると点検整備記録を入力するよう通知し、記録漏れを防ぐ。