Rebaseとブルーイノベーションは、レンタルスペースの運営効率向上を目的に協業し、お掃除ロボットによるレンタルスペース自動清掃サービスを開発、2023年9月12日に提供を開始した。

 Rebaseが提供しているレンタルスペースの予約プラットフォーム「instabase(インスタベース)」とブルーイノベーションの「ロボット自動清掃サービス|BEPクリーン」をシステム連携させ、ロボット掃除機により空室時に自動清掃を行う。

 インスタベースとシステム連携をしているスマートロックおよびクラウドカメラとあわせてレンタルスペースの運営を行うことで、無人運営化の三大阻害要因とされる「入退室管理・防犯・清掃」を自動化する。

スペース利用者が退出すると、お掃除ロボットが自動で清掃

 新型コロナウイルスの感染拡大後、レンタルスペース市場はそれまでの利用用途に加え、リモートワーク、プライベートジム・フィットネスなどの少人数利用も含めて拡大し、利用数は3年間で約4倍以上となっている(※1)。一方、レンタルスペースは基本的に利用者が清掃して退室することになっているが、利用用途の多様化や利用数の増加に伴い、予約の間に別途清掃が必要になるケースも増えてきているという。

 これに対し、ブルーイノベーションのデバイス・情報統合プラットフォームBlue Earth Platform(BEP)をベースにしたロボット自動清掃サービス|BEPクリーンと、レンタルスペースの予約プラットフォームを連携させることで課題解決を目指す。

 両社の各システムをAPI連携することで、レンタルスペースに設置したお掃除ロボットがスペース利用者の退出と同時に自動で清掃を開始し、次の利用までに清掃を終了させる。利便性とレンタルスペースの稼働率を向上させ、恒常的に清潔で快適な空間を維持することが可能になる。

※1 2020年3期と2023年3期の「インスタベース」においてスペース利用者がスペースを利用した件数の比較。