2022年5月31日、JR西日本メンテックと大阪ターミナルビルは、掃除ロボットとエレベーターが連動し、複数フロアをロボットが自動乗降して掃除する実証試験を開始したことを発表した。

 両社は、事業継続にとって将来の労働力不足は重要な課題になると考え、清掃ロボットの導入に取り組んできた。今回、導入箇所の拡大を目指して実証試験を実施する。

 実施場所は、大阪ステーションシティ ノースゲートビルディングのオフィスフロア。実証では、従来人手が必要であったエレベーターへの乗降や昇降をロボット自身が行う、CYBERDYNEの清掃ロボット「CL02」を使用する。同実証により、人手不足の解消や深夜帯に行われる仕事の労働環境改善を目指す。両社は今後、他のビルへの展開に向けて取り組むとしている。

エレベーターに自動で乗り込む「CL02」
運用を行う清掃ロボット「CL02」