2023年8月2日、DJIは、アクションカメラ「Osmo Action 4」を発表した。1/1.3インチイメージセンサーを搭載し、前モデル(Osmo Action 3、DJI Action 2)と比較して65%サイズが拡大したことで、ダイナミックレンジと低照度撮影性能が向上した。バッテリーは耐寒性を持ち、160分の長時間駆動。マグネットクイックリリースと縦向き撮影ネイティブ(保護フレームが必要)に対応するほか、4K/120fpsのスローモーション撮影、155°広角FOV、水深18mまでの防水性など、さまざまな撮影性能を備える。

 同日よりDJIオンラインストア、認定ストアより販売する。

Osmo Action 4 スタンダードコンボ:5万8,300円
・Osmo Action 4
・Osmo Action エクストリームバッテリー×1
・Osmo Action 保護フレーム(水平&垂直取り付け)
・Osmo Action クイックリリース式アダプターマウント
・Osmo Action 接着式カーブベース
・Osmo 止めねじ
・PD規格対応ケーブル(Type-C - Type-C)
・Osmo Action レンズフード
・Osmo Action 滑り止めパッド

Osmo Action 4 アドベンチャーコンボ:7万5,900円
・Osmo Action 4
・Osmo Action エクストリームバッテリー×3
・Osmo Action 保護フレーム(水平&垂直取り付け)
・Osmo Action クイックリリース式アダプターマウント
・Osmo Action クイックリリース式アダプターマウント(ミニ)
・Osmo Action 接着式カーブベース
・Osmo 止めねじ×2
・PD規格対応ケーブル(Type-C - Type-C)
・Osmo Action 多機能バッテリーケース
・Osmo 1.5m 延長ロッド
・Osmo Action レンズフード
・Osmo Action 滑り止めパッド

画質とカラーパフォーマンス

 1/1.3インチイメージセンサー、絞り値F2.8、2.4μm相当のピクセルサイズで、4K/120fpsスローモーション動画を撮影可能。超広角の155°FOV。低照度環境下でも細部まで鮮明な映像を映し出す。

 映像ブレ補正機能360°HorizonSteady(カメラがどんなに傾いても水平方向の傾きを補正し、水平を維持した映像を撮影する機能)には、POV(一人称視点)撮影向けのRockSteady 3.0/3.0+(電子式映像ブレ補正(EIS)技術)、横向き映像に適したHorizonBalancing(最大±45°の範囲で水平の傾きを補正)やHorizonSteady(水平を維持)といった機能が含まれ、さまざまなスポーツや日常の撮影シーンでも安定した高画質映像の撮影が可能だ。

 10-bit D-Log Mカラーモードは10億の色情報を記録し、広いダイナミックレンジで後編集の柔軟性を向上。屋内外、水中でも高度な色温度センサーにより見たままの色合いを再現する。

バッテリー性能

 2時間半以上の撮影が可能。急速充電に対応し、18分で80%まで充電できる。耐寒性を持ち、-20°Cの低温環境でも最大150分の撮影が可能。

多彩な機能、かんたん撮影

 マグネットクイックリリース設計により、カメラの付け替えが容易。

 保護フレーム(水平&垂直取り付け)を使い、手軽に切り替えて縦向き映像を撮影。前面と背面に撥水性のあるタッチ画面を備え、セルフィー撮影中、パラメーター調整やモード切り替え、動画の再生などの操作をカメラの向きを上下変えることなく、直接行うことができる。

 カスタムモードとクイックスイッチボタンに対応し、撮影モードをシームレスに切り替え。スナップショットのような機能を使うと、撮りたい瞬間を逃すことなく撮影でき、ひんぱんに使用する設定を保存できる。

 防水ケースなしで水深18mまでの防水性を備える。

録音機能、シームレスな動画配信

 複数の録音オプションにより、環境に合わせた録音方法を利用可能。

 内蔵マイクでクリアな音声をステレオ録音したり、録音オプションを拡張するために外部デバイスに接続したりできる。

 3つのマイクと高度な風ノイズ低減ソフトウェアを搭載し、風の強い環境や素早く移動するような場面でもクリアに音声をとらえる。

 Wi-Fiライブ配信機能を使えば、Wi-Fiまたはスマートフォンのホットスポットを使い、簡単かつシームレスにライブ配信を行える。長時間配信の場合は外部電源を使用してアクションカメラを充電することができる。

その他の機能

・スナップショット、クイックスイッチボタン
 シャッター/録画ボタンは、スナップショットボタンとして使用でき、撮影の開始・停止の操作を素早く行える。クイックスイッチボタンではモード切り替えを素早く行える。

・5種類のカスタムモードのクイック切り替え
 5種類のカスタムモードのクイック切り替えに対応。よく使うカスタム設定を保存し、クイックスイッチボタンや音声プロンプトを使って、素早くモードを切り換え可能。

・音声プロンプト
 カメラを取り外さずに、現在のモードを音声で確認できる。

・音声操作 (英語・標準中国語にのみ対応)
 高い精度で音声コマンドを認識し、音声でカメラを操作できる。

・インビジブルスティック機能
 セルフィースティックを認識し、撮影した映像からセルフィースティックだけを削除する。

・デジタルズーム
 最大2倍まで対応。録画中もズームを調節できるため、より的確な構図で撮影可能。

・DJI Mic 接続 (別売)
 Type-Cポート経由でDJI Micに接続でき、Type-C-3.5mm変換ケーブルで外部マイクにも接続可能。

LightCutアプリ・スマートAI編集

 LightCutアプリはWi-Fi経由でOsmo Action 4に接続し、カメラから映像を転送せずに、撮影映像のプレビューや自動編集が可能。幅広い種類のテンプレートやアプリ用編集ツールを提供する。

 動画のテーマを認識して理想的な撮影シークエンスをおすすめし、タッチ操作だけで自動でコンテンツを編集、高品質の4K/60fps動画を作成する。バイク、ダイビング、サーフィン、スキーやスノーボード、キャンプ、Vlog、旅行など、撮影シナリオに合わせてテンプレートを自動選択する。

▼DJI「Osmo Action 4」
https://www.dji.com/jp/osmo-action-4