2023年7月26日、ドローン・ジャパンは五百部商事と協働し、GPSが入らない室内空間における自動航行ソリューションを発表した。使用環境や業種・業務に応じた室内自動飛行が可能なドローンのカスタマイズと、そのドローンの自動飛行を使いやすくする「インドアオートミッションアプリ」がセットになっている。2023年8月より提供を開始する。

 同アプリはオープンプラットフォームのグランドコントロールステーション(GCS)「Q Ground Control」を改良したもので、室内空間の実際の図面をアプリケーションに読み込ませ、図面の中で自動航行ルートを設定する。

ソリューションコンポーネント

1. 室内自動飛行が可能なドローン
 標準機だけでなく、ペイロード・大きさ・飛行時間などのカスタマイズが可能なドローンを提供する。Modal AI社のAIカメラを搭載し、GPSの届かない室内空間でも自律飛行が可能。

Modal AI社製AIカメラ搭載 自動室内航行用ドローン(標準機)

2. インドアオートミッションアプリ
 あらかじめ設定した室内図面で航路設定をすると、その航路を自動的に飛行させるアプリケーション。ソースコードが開示されたグランドコントロールステーション「Q Ground Control」をベースにしている。

インドアオートミッションアプリでの自動航行イメージ

<提供形態>
PoC(実証実験)用としての提供する。

使用環境(活用内容や航行場所、ペイロードなど)に応じてドローンおよびアプリケーションをカスタマイズ
実証試験後、実運用向けとして、カスタマイズパッケージを提案

▼ドローン室内自動飛行ソリューション(ドローン・ジャパン)
https://www.drone-j.com/indoor_ap/