2023年7月24日、ACSLが提供する小型空撮ドローンSOTEN(蒼天)は、三井E&Sとゼンリンデータコムが共同開発したフライトプラン生成アプリケーション「ドローンスナップ」との連携を開始した。設備点検用のフライトプランを簡単に作成することが可能になり、点検時間やコストの大幅削減が見込まれる。

小型空撮ドローン「SOTEN(蒼天)」

 高いセキュリティを備えたドローンへの需要が高まるなか開発された、セキュアな小型空撮ドローン。データの漏洩や抜き取りの防止、機体の乗っ取りへの耐性を備え、通信・撮影データは暗号化する。最大対気速度15m/sの耐風性能や、日本において高精度な位置情報を把握することができる準天頂衛星システムみちびきのSLAS(サブメータ級測位補強サービス)/SBAS(衛星航法補強システム)を搭載するなど、実現場で求められる飛行性能を持つ。

小型空撮ドローンSOTEN(蒼天)

フライトプラン生成アプリケーション「ドローンスナップ」

 点検前に、3D空間上で点検対象に対する撮影設定と飛行ルート生成・プレビューを行うことで、高度な設備点検を可能にするアプリケーション。点検対象設備の3Dモデルや点群をアプリに読み込み、3D空間でドローンの自動飛行ルートを作成する。ドローンに設置するカメラとも連動し、点検時に必要とされるアングルで撮影設定が可能。

点検フローイメージ