2023年7月25日、理経、ACSL、VFRは、ACSL製国産ドローン「SOTEN(蒼天)」をバーチャル上で再現した訓練用シミュレータ「SOTEN バーチャルトレーナー」(オープン価格)の販売を、2023年8月末より開始すると発表した。2023年7月25日より先行予約を開始する。

 2022年5月に3社が共同開発を発表した同バーチャルトレーナーは、ドローンを飛行させる場所がなく練習ができないことや、非常時の操作の練習への要望を受けて開発したもの。マニュアルモードでの操縦方法にも対応している。

「SOTEN バーチャルトレーナー」の特長

 SOTEN バーチャルトレーナーは時間や場所を選ばず、さまざまな状況でのドローン操縦訓練を実現する。PCとプロポ型コントローラ(※)を使用することで、実際のドローン操縦と同じユーザインターフェースと機体性能を再現し、狭いスペースでも訓練が可能だ。

 訓練モードは2つ用意されており、「フリーフライトモード」では自由に操縦練習を行える。「シナリオモード」では特に対応が必要な緊急時の状況を再現し、それに対処する練習を行うことができる。

 今後、機能の拡張や免許対策などのカリキュラム追加についても検討するとしている。

※ プロポ型コントローラ:ドローン操作に一般的に用いられる送信機。実際のSOTEN標準プロポと同じ形状の送信機を使用する。

火災発生時を想定した現場での操縦訓練。
緊急時のUIを忠実に再現し、緊急着陸などさまざまな対応シミュレーションが可能。
製品情報
名称SOTEN バーチャルトレーナー
先行予約開始2023年7月25日
販売開始2023年8月末
価格オープン価格