2023年7月12日、ACSLは、エストニアに拠点を置くHepta Group Airborne OÜ(以下、Hepta Airborne)との間で、欧州および南米市場における送電線点検用途でのドローンの導入に関する戦略提携覚書(以下、MOU)を締結したことを発表した。送電線点検やその他の点検用途において、今後2年間で300台以上のドローンの導入を目指すことで合意した。

 この締結によりACSLは、新たな海外市場である欧州および南米市場への展開を加速させるとしている。

 Hepta Airborneは欧州や南米市場を中心とした18カ国において、インフラ企業向けにAIを搭載したデータ管理プラットフォームを展開しており、同プラットフォームは毎月3,000kmの送電線点検に利用されている。

 送電線点検における費用や工数、危険な作業の低減は、欧州や南米においても喫緊の課題となっていることから、両社は送電線点検やその他の点検用途において、今後2年間で300台以上のドローンの導入を目指す。

 今後、Hepta Airborneの欧州や南米市場での展開にあたり送電線点検における情報共有を行うとともに、ACSLからドローン機体やその部品を提供し、欧州や南米での点検用途でのドローン活用の展開を進めるとしている。

ACSLドローンによる送電線点検イメージ