2023年6月22日、自動充電型ドローンポート「DroneNest」の提供を基幹事業とするSORABOT（以下、ソラボット）は、DJIのドローンポート「DJI Dock」に対応した遠隔操縦プラットフォームの販売を開始したことを発表した。
産業用ドローンの遠隔操縦プラットフォーム「FlytBase」は米国・欧州などで多くの利用実績があり、海外で先行して検証・販売が進められているDJI Dockへの対応が完了したため、日本でもDJI Dockの販売にあわせて提供を開始する。
DJI Dockは、ドローンの格納・充電・離着陸が可能なドローンポート。DJI FlightHub 2や、FlytBaseなどを使用して事前に作成したルートをドローンに飛行させることができる。
FlytBaseは、産業用途に特化したドローンによる撮影業務の自動化に対応した、直感的な操作が可能なプラットフォーム。オペレーションからドローンポートを使用して、人の介入をほとんど必要とせずに、繰り返しの目視外飛行を行うことができる。同プラットフォームを活用することでドローンの遠隔操作・管理が可能となる。
また、同プラットフォームは高いデータセキュリティ基準を確保し、自律型ドローンを普段の業務に統合することにも重点を置いているという。複数のドローンの管理、飛行ルートの作成、リアルタイムビデオストリーミング、画像データ転送に対応する。
セキュリティ、救急医療サービス、電力、エネルギー、鉱業、農業など幅広い業界でドローンを効率的に活用することを目指しており、発電所の巡回点検や火災現場への緊急駆け付けなどに利用されている。
FlytBaseとDJI Dockは、ドローンの飛行に関する一連の作業を自動化するシステムを実現。DJI Dockに格納されたドローンを遠隔地から離陸させ、設定した自動航行ルートを飛行させた後、ドローンポートに自動的に帰還させる。FlytBaseは、ドローンの現在位置、状態、カメラ映像をリアルタイムで確認可能。
