2023年3月23日、TOMPLAは、2023年1月に台湾の工業技術研究院(以下 ITRI)と、配送ドローンやスマート物流設備(ドローンポート)の国内導入に向けて協業する基本合意書を締結したことを発表した。
ITRIとの協業により、日本においてドローン配送で求められる機体やドローンポートの提供に向けた導入検討を開始するとしている。
ドローン配送のサービス化に向け、全国各地で実証実験が行われている。TOMPLAはドローン配送の都市地域内でのサービス化を見据え、新潟県新潟市や兵庫県神戸市等で実証実験を重ねてきた。
同社は運航の安全性とビジネス採算性を両立した配送サービスを提供するために各種機能の研究開発を行っている。この一環として、ドローン配送に求められる各種スマート物流設備を独自に開発するITRIとの協業に向けた合意を行ったとしている。
ITRIが提供するスマート物流設備に加え、配送用ドローンの開発ノウハウや政府系研究機関として保有する開発施設・設備体制は、今後の日本のドローン配送やスマート物流を加速する上で重要なパートナーになると同社は考えている。
協業の概要
日本におけるドローン配送のサービス化のため、配送用ドローンとスマート物流設備(ドローンポート)の提供に向けて、以下の項目を中心に導入に向けて協議する。
1. 日本市場での配送ドローンの提供に向けた協働
2. レベル4飛行(第三者上空目視外飛行)におけるUAS開発に向けた協働