2023年6月9日、センシンロボティクスは、風力発電ブレード点検アプリケーション「BLADE Check」に、Web上で点検結果の情報共有を可能にする閲覧機能や、点検結果に基づく補修作業指示書の起票や管理ができるタスク管理機能などを追加したことを発表した。

 点検結果をWeb上で閲覧できることで、発電事業者との情報共有を円滑化。また、点検結果に基づく補修作業指示書を起票・管理することが可能になり、点検だけでなく補修までの業務効率化に貢献するとしている。これらは、日立パワーソリューションズのフィードバックを基に機能追加とユーザビリティの改善を行った。

 BLADE Checkは、自動航行ドローンを使って風力発電設備のブレードの保守業務を効率化する業務アプリケーション。これまで地上から撮影、目視点検など人が実施していたブレード点検を、ドローンを活用したデジタル化を行うことで、点検工数の削減、ブレード点検品質を向上させる。

<閲覧機能>
 点検事業者が行った点検結果を、発電事業者がWeb上で確認可能。点検事業者は任意で“発電事業者用のアカウント”を発行することができ、このアカウントでログインする発電事業者には点検結果の編集権限を与えず、閲覧のみを許容する。

 ユーザーは、発電事業者に点検結果を迅速に報告可能。撮影画像を高品質なまま共有できる。レポート作成・出力を代替し、発電事象者による確認作業の利便化にも寄与する。

<タスク管理機能>
 点検結果として登録された損傷情報に対し、補修作業を起票・管理することができる。タスクごとに担当事業者、責任者、ステータス、期限、画像(補修後写真など)などを管理可能。

 ユーザーは、点検実施~点検結果確認~補修実施までを一気通貫で管理。損傷の補修漏れを防止することができる。