2023年5月31日、TOMPLAは、工場向けドローン設備点検サービスを2023年6月より開始すると発表した。検査路がなく目視ができない設備の劣化点検など、自社でドローンを活用した設備点検を定期的に実施できるよう導入支援するサービスに加え、単回のスポット点検サービスも提供する。

ドローン点検対応箇所のイメージ

 生産設備の管理において、設備故障の再発・未然防止は重要な経営課題となるが、実際は1割以上が劣化点検を行っていない状況だという。劣化点検にドローンを活用することで、ガス配管やケミカル液剤を流す配管など、複雑なうえに検査路がなく、日常の目視点検では見えない箇所が点検できる。

 導入支援サービスでは、生産設備の保全担当者が自身でドローンによる設備点検を行えるよう、点検ルート設計からパイロット育成、運用マニュアルの作成提供、ドローン機材の提供までワンストップで提供する。ドローンによる点検は、機体の性能に応じて使用できる現場に制約があるため、同社が実地調査を行った上で適切な機体と運用を提案する。現場環境に合わせたカスタマイズ機体も提供可能。

 また、自社でドローン設備点検の体制を構築する前に、一度設備の現況を確認したいという事業者に向けて、単回のスポット点検サービスも開始する。価格は150万円(現場や日数に応じて変動する)。

ドローン設備点検サービス導入フロー