2023年5月31日、日本DMCは、静岡理工科大学の土木工学科、機械工学科の学生および教職員に対し、無人航空機操縦者技能証明における二等無人航空機操縦士の講習を開始したことを発表した。

 学生等は2023年2月より、同社が運営するJUIDA認定スクール無人航空機操縦技能養成センターの講師から実機訓練および航空法をはじめ関係法規や安全管理に伴う知識を学び、学生13名と教職員6名が同校の修了書を取得。学生等は経験者になったことをきっかけとして、同校が実施する登録講習機関としての講習を受講し、二等無人航空機操縦士の資格取得を目指す。

 同社と静岡理工科大学は、次世代の無人航空機の産業において卒業生が活躍することを目指し、国家ライセンスを安価で取得する仕組みづくりを事前に検討してきた。同大学の施設を利用することで、移動時間、施設を占有する手間や費用を抑えることができる。

 同講座により、在学中に無人航空機の技術者として学ぶ機会を支援し、即戦力として企業の発展に活躍できる人材を育成する。

 静岡理工科大学は今後も毎年、無人航空機の利用が想定される学部の生徒に希望をとり、国家ライセンスの取得に向けた支援を日本DMCと連携して行う。日本DMCは、無人航空機に係る専門家と連携して全国の大学、専門学校等の出張講習を支援するとしている。