2023年5月30日、航空局HP掲載の講習団体としてドローン操縦の講習を行ってきたAIRロボは、国家資格である無人航空機技能証明に係る登録講習機関として、同月より講習業務を開始したことを発表した。
ドローン操縦にはこれまで国家資格はなかったが、2022年12月、新たに「無人航空機技能証明制度」が開始され、「一等無人航空機操縦士」(以下、一等資格)および「二等無人航空機操縦士」(以下、二等資格)の2つの資格が設立された。
資格を取得するには、学科試験、実地試験、身体検査の受験が必要になる。各試験は原則として国の指定試験機関が実施するが、実地試験については国から認められた民間団体が「登録講習機関」として講習を実施することで、講習修了者は実地試験が免除される。
同社は、回転翼航空機(マルチローター)の一等資格および二等資格の講習を実施する。飛行の限定については下記の項目に対応する。
資格の区分 | 基本 | 25kg以上 | 夜間飛行 | 目視外飛行 | |
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一等無人航空機操縦士 | 〇 | ー | ー | 〇 | |
二等無人航空機操縦士 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
受講生の経験等に合わせて複数のコースを用意しており、機体製作や空撮といった運用面に関わってきた経験も生かし、分かりやすい講習を提供するとしている。
講習は岐阜県郡上市八幡町小那比地区にある、おなび生きがいセンターにて実施する。屋内・屋外の講習に対応し、広大なグラウンドで訓練を行うことができる。