2023年5月22日、ブルーイノベーションは、九州電力が屋内点検用球体ドローン「ELIOS 3」を正式導入したことを発表した。

 九州電力では、2019年より火力発電所のボイラー点検・煙突内部点検・橋梁点検などに屋内点検用球体ドローンELIOSシリーズを活用。社外の顧客に対しても、同シリーズを活用した煙突内部点検や橋梁点検、ダクト内部点検、水路点検などのインフラ設備点検を実施してきた。

 近年、撮影映像による点検のスクリーニング作業に加え、撮影データを元とした修繕箇所の特定や点検対象設備のデジタルデータ化のニーズが高まっており、九州電力では点検業務のさらなる効率化・高度化を目的に、同シリーズの最新モデルであるELIOS 3を正式に導入した。

ELIOS 3による取得データ例

 プラントやインフラ施設、工場や上下水道などの屋内点検向け球体ドローンELIOSシリーズの最新モデルであるELIOS 3は、3Dマッピング用LiDARセンサーを搭載。点検・施設情報をリアルタイムで3Dデータ化し、位置の特定が可能。最新のSLAM技術により操作性・安定性も大幅に向上し、操縦者の負担軽減と飛行時間の短縮を実現する。

ELIOS 3