ジェネロとシンジェンタ、農業用ドローン散布支援ウェブアプリを開発

　2023年5月29日、ジェネロは、シンジェンタジャパン（以下、シンジェンタ）と共同で、オープンソースCMS（コンテンツマネジメントシステム）「Drupal」を活用した農業用ドローンの散布支援ツールを開発、公開したことを発表した。

　ドローン散布の適正化・効率化を支援するウェブアプリケーションである「ドローン・アシスト」は、国内で利用される主要な農業用ドローンの機種と散布薬剤の組み合わせパターンに基く飛行条件や散布装置の設定値を迅速に計算し、農業現場での散布作業をサポートする。

　屋外の作業現場などでもスマートフォンがあれば利用できるほか、Drupalの特徴の1つであるレスポンシブ・デザイン機能を生かし、タブレットやPCなど異なる画面サイズの端末でも自然な操作感を実現。ドローンの機体や散布装置をメニューから選択すると、散布試験などを通じて効果が実証されている薬剤を絞り込むことができる。さらに、防除を行う圃場の寸法を入力することで、適正かつ効率的な散布を行うための設定値の目安や注意事項などを把握できる仕組みになっている。

▼機体メーカー別「ドローン・アシスト」URL

・ DJI（AGRAS T10/T30（FW509更新機体）、T20、MG-1）
　https://syngenta.jp/nyc
・ YAMAHA（YMR-08）
　https://syngenta.jp/29w
・ NTT e-Drone（AC101）
　https://syngenta.jp/lmq