2023年2月13日、ブルーイノベーションとコプロ・エンジニアードは、建設現場におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進することを目的とした業務提携契約を同日締結したことを発表した。

 建設業界では、2025年開催予定の大阪・関西万博、2027年開業予定のリニア中央新幹線(品川・名古屋間)関連、都市再開発プロジェクト関連工事や、既存インフラの老朽化に伴う再整備など、引き続き堅調な建設需要が見込まれている。
 一方で、国内における近年の労働人口の減少に加え、2024年4月より改正働き方改革関連法案が施行され、残業時間の上限に罰則規定が設けられるなど、労働生産性を上げることが喫緊の課題となっている。

 これに対し両社は、コプロ・エンジニアードの技術者派遣事業の技術力と、ブルーイノベーションのドローン・ロボット活用による課題解決力により、DX推進を通じた建設現場の生産性向上へとつなげたい考えだ。

 同契約により両社は、建設現場においてITならびに業務の自動化を伴うインフラ導入を進め、生産性の向上、顧客基盤の拡大・強化、さらに人材不足、技術承継の円滑化など建設業界における経営課題の解決に取り組むとしている。

 業務提携の内容は、ブルーイノベーションが提供するベースプラットフォーム「Blue Earth Platform(BEP)」のコプロ・グループの顧客に対する共同PR活動、コプロ・グループの技術者に対する建設・プラント領域に特化したドローン・ロボット活用のスペシャリスト養成など。