2023年4月28日、トルビズオンは、NTT西日本グループのビジネス共創パートナーに採択されたことを発表した。

 2022年12⽉、NTT⻄⽇本が運営するオープンイノベーション施設QUINTBRIDGEのビジネス共創ピッチプログラムにおいて、NTT⻄⽇本グループが保有する通信インフラの点検業務において取得した設備点検アセット(点検映像・画像など)を活⽤した「地⽅⾃治体」「モビリティー関連企業」「住宅・不動産業界」の課題解決に取り組む事業アイデアおよびビジネスパートナーの募集を実施。

 トルビズオンは2023年3月のピッチ大会に参加し、ビジネス共創パートナーとして採択された。今後、NTT⻄日本グループが保有する設備点検アセットを活用した「安全で快適なまちづくり」を実現するため、NTT⻄日本グループとともに価値共創に取り組むとしている。

登壇するトルビズオン戦略参謀(CSO)深山治 氏

 トルビズオンは、地権者などが、その上空を他者がドローンを飛行させることに対して、同意の可否を選択、希望する場合は収益化が可能なプラットフォーム「ソラシェア」を展開している。ソラシェアにより地権者合意をつなぎ合わせることで、ドローン配送⽤の空の道をつくるプラットフォーム「Sky:Road」を提供。同事業を通して、空域のデジタルツイン(空のDX)の実現を目指している。

 またソラシェアは、3次元空間(緯度・経度・⾼度のデータセット)に名称を与える「スカイドメイン」という仕組みを導⼊し、世界中の空を識別するという。空のURLともいえるスカイドメインに紐づくデータベースには、空域の3次元情報以外にもドローン⾶⾏の合意状況、インセンティブの内容から、⼟地や建物の管理者情報、障害物情報、気象などのリスク要素に⾄るまで格納でき、それらの情報には必要に応じて外部からのアクセスも可能な設計となっている。