2023年4月14日、トルビズオンは糸乗建設と、2023年4月22日に兵庫県豊岡市において、ドローンを用いた配送の実証実験を実施すると発表した。
糸乗建設は、現場でのドローン活用の実装を目指しドローン配送事業を開始。今回、地域の情報発信に貢献する目的から、地元の名産品である但馬牛を使ったフードデリバリーを実施する。軽量のペイロード搬送から始め、将来の実運用に備えてノウハウを蓄積するとしている。
豊岡市の谷区公民館広場と糸乗建設を飛行するルートで、但馬牛弁当(500g)をドローンで配送する。搬送距離は約1.4km、使用機体はDJI製「Matrice 300RTK」。
飛行ルートは地権者の承諾を得て計画し、ドローンの飛行下に第三者が侵入しないよう目視人を配置したレベル2飛行で実施する。また、飛行ルート全域にトルビズオンが提供するドローン空域管理サービス「ソラシェア」を適用し、地域住民の理解を得ることに重きを置くとしている。
安全管理については、出発地と目的地にそれぞれドローンオペレーターおよび補助員を配置。離着陸ポイントには立ち入り管理区域を設けるほか、ドローンや周辺状況に問題が生じた場合に備え緊急着陸ポイントを設置する。飛行経路の道中で道路を横断する際は目視人がドローンおよび周辺状況を確認・報告する。オペレーター・目視人・立入り管理人は常時連絡を取り合うこととする。