2023年4月11日、TEADは、国土交通省中部地方整備局が、同社とパナソニック システムデザイン、東京航空計器が共同開発する「⽇本製巡視⽤⾃動⾶⾏ドローンシステム」について「現場ニーズと技術シーズのマッチング」の現場試行を行い、その評価結果が2023年3月29日に公表されたことを発表した。

 同システムは国産ドローンで河川巡視が行える技術で、従来の人が実施する河川巡視よりも作業効率や安全性、品質の向上が見込まれているという。

 現場ニーズと技術シーズのマッチングとはi-Constructionの取り組みの1つであり、最新技術の現場導入のために、産官および企業間の連携や異業種における新技術の発掘により、建設現場の生産性向上を目指すものである。

 2022年11月、中部地方整備局 庄内川河川事務所管内の土岐川において、日本製巡視用自動飛行ドローンシステムを用いた現場試行が実施され、従来技術より優れるという評価結果を受けた。

 政府の方針では目視・実施監査規制の点検・見直しが挙げられており、道路やトンネル、河川、橋梁、ダム、都市公園等の目視点検において、ドローンやAI解析等の技術の活用が進められている。河川巡視ドローンシステムは目視点検の代用となり、作業効率や安全性、品質の向上が見込まれるとしている。

▼現場ニーズと技術シーズのマッチング(中部地方整備局)
https://www.cbr.mlit.go.jp/architecture/netis/matching/matching-index.htm