2023年3月10日、CLUEは、同社のドローン施工管理アプリ「ドローン施工管理くん」が国土交通省の新技術情報提供システム「NETIS」に登録されたことを発表した。同アプリを活用してドローンによる定点写真撮影を行うことで、施工管理のための情報収集が容易となり、徒歩で巡回する場合と比較して8割の時間短縮を実現するとしている。

 新技術情報提供システムNETISは、国土交通省が管理運営するデータベースで、新技術の活用促進のため、新技術に係る情報を共有・提供することを目的としている。施工者が新技術の活用を提案し、実際に公共工事で活用された場合は、活用の効果に応じて工事成績評定での加点の対象となる場合がある。

 iPadアプリのドローン施工管理くんは、画面タッチの簡単操作で安全にドローンの操縦を行うことができる。経路飛行機能やお絵描き飛行機能といった建設現場に合わせた飛行モードに加え、ドローンで撮影した画像データの管理機能などを提供することで、建設現場における施工管理業務のDXを実現する。
 アプリのほか、点検業務に必要となるドローン本体、保険、iPad、飛行許可申請、アフターサービス等をパッケージで提供。ドローン関連法規への対応など、ドローンを使った現場・施工管理が誰でも簡単に行えるよう支援する。

 同アプリを活用することで、ドローンによる定点写真撮影により情報収集が省力化されるため、人件費を削減することが可能。また、施工現場全体の俯瞰情報を取得することで現場全体の状況把握がしやすくなり、施工現場の管理精度向上が見込まれる。iPad画面をワンタップするだけでドローンによる定点画像撮影ができるため、誰でも情報収集を担当することが可能となり、人材の活用の幅が広がるとしている。

NETIS登録情報

NETIS番号:KT-220221-A
新技術名称:ドローン施工管理くん
登録日:2023年2月22日
「ドローン施工管理くん」登録ページ:https://www.netis.mlit.go.jp/netis/pubsearch/details?regNo=KT-220221%20