2023年2月7日、TOMPLAは、これまで提供していたドローン関連ビジネスの新規事業支援サービスに加えて、ドローン配送事業に必要な機能をパッケージにしたサービス「TOMPLA sky delivery system」を同月より提供することを発表した。地域物流事業者やドローンスクール、地方自治体、リゾート事業者等は、サービスを利用してドローン配送事業を開始することができる。

 ドローンの有人エリアにおける目視外飛行(レベル4)の実現に向けて、機体認証制度や免許制度など法整備が行われ、企業や自治体ではドローンによる物品運搬の実用化に向けた本格検討が進んでいる。その中でも、ドローン宅配は過疎地域の課題解決手段として離島や山間地域を中心に実用化が進められている。

TOMPLA sky delivery system

 TOMPLA sky delivery systemを利用することで、都市部でのドローンデリバリーを実証して集積した同社の知見を活用し、ドローンによるスマート配送サービスを始めることができる。ドローンを活用した配送事業を計画する事業者に向けて、複雑なドローン配送の事業化に必要な機能をワンストップで提供する。顧客のニーズと現状を確認した上で、最適なパッケージの選定から支援する。

 また、ドローンスクール向けに配送運航者の育成カリキュラムの提供、配送用ドローン機体の提供、ドローンを組み込んだ物流業務オペレーションの設計など、機能役割の単位でサービスを個別提供する。

「sky delivery system」メニュー
「TOMPLA sky delivery system」サービス紹介動画

 なお同サービスの開始に伴い、2022年8月より提供しているドローン物流に関連した新規事業の構想化をサポートするプログラムは「TOMPLA sky delivery engine」となった。