2022年12月2日、オリックス・レンテックは、米国Skydio社製「Skydio 2+」と、ACSL社製「SOTEN(蒼天)」のレンタルサービスを開始することを発表した。

 カメラ、バッテリー、送信機を含む本体一式のレンタル料金(10日間)は、Skydio 2+が8万7600円(税抜・送料別)、SOTENは14万6000円(税抜・送料別)。

 Skydio2+は独自のVisualSLAM技術により、従来のドローンでは飛行が難しい屋内や橋の下など、非GPS環境下においても安定した飛行が可能。機体上下に6つのカメラを搭載し、全方位の障害物を自動で回避する技術を備えている。

Skydio社製「Skydio 2+」

 SOTENは、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が開発を推進し、ACSLが商品化した国産ドローン。製品のセキュリティー評価基準として定められた規格であるISO15408に基づき、データの漏洩や抜き取りの防止、機体の乗っ取りへの耐性を実現する、高セキュリティーな機能を有している。2022年11月24日、国土交通省の「申請書類の一部を省略することができる無人航空機」に追加され、飛行許可申請を行う際に提出書類の一部を省略することができる。

ACSL社製「SOTEN」

 オリックス・レンテックは、2017年よりドローンのレンタルおよび各種サービスの提供を開始。今回2機種を追加したことで、同社のレンタルサービスラインアップは、合計4メーカー、7機種となった。

各製品概要

Skydio 2+
製品名Skydio 2+
メーカーSkydio
サイズ(L×W×H)229×274×126mm
(バッテリー含む、アンテナを立てた状態)
重量800g(バッテリー含む)
カメラSONY IMX577
4K 約1,200万画素
飛行時間27分
最大伝送距離1km(日本国内で使用する場合)
最大風圧抵抗約11m/s
動作温度範囲-5〜40°C
SOTEN
製品名SOTEN
メーカーACSL
サイズ(L×W×H)637×560×153mm(アーム展開時)
重量1,720g(標準カメラおよびバッテリー含む)
標準カメラ動画4K対応
静止画時2,000万画素
飛行時間25分(標準カメラ搭載時、風速8m/s条件下)
最大伝送距離4km(障害物や電波干渉がない場合)
最大対気速度15m/s
動作環境温度0〜40°C