2022年9月29日、SkyDriveと、米国のVolatus Infrastructure, LLC(以下、Volatus)は、双方の事業開発および市場拡大に向け、空飛ぶクルマなどの離着陸場となるバーティポートに関する業務提携の覚書を2022年9月1日に締結したことを発表した。

 SkyDriveは現在、小型で電動、2人乗りの空飛ぶクルマ「SkyDrive式 SD-05型」(以下、SD-05)の開発に取り組んでおり、2021年10月には国土交通省がSD-05の型式証明申請を受理し、型式証明取得を目指して開発を進めている。

 Volatusは米国の空飛ぶクルマ業界において、”accessible”をキーワードとし、インフラの標準化を推進している。また同社では製品やサービスのコストを、誰もが利用できるような価格に保つことに尽力している。

 SkyDriveは、Volatusが米国において提供するバーティポートや充電ステーションなどを、空飛ぶクルマの運航に必要となるインフラの一つとして活用することを検討している。また、Volatusが将来日本市場にバーティポートや充電設備などを提供する際には、SkyDriveの機体も離着陸可能となるよう協力するとしている。

各社コメント

 Volatus社はアメリカのウィスコンシン州を始め、米国内の多くの州で常設のバーティポートの建設を計画しており、SkyDriveはそのバーティポートの活用を検討しています。両社の協業により、エアモビリティの普及に向けた活動が促進されると確信していす。

SkyDrive 代表取締役CEO 福澤知浩氏

 SkyDriveとのアライアンス締結は、世界のeVTOL業界にとって大きな前進です。私たちが協業することで、社会に最高のeVTOLサービスを提供し、この新しいモビリティを、より迅速に普及させることができます。また、SkyDriveは物流ドローンも手掛けており、当社が貨物ハブを作る上でも、重要な役割を果たしてくれると考えています。

Volatus Infrastructure, LLC 共同創設者 Grant Fisk氏