2022年8月23日、スペースワンは、ノルウェーのBlueye Roboticsと販売パートナーシップを締結したことを発表した。日本ではこれまで未発売のメーカーであるため、今回の契約締結によりスペースワンはBlueye Roboticsの日本総代理店となる。

 2015年に設立されたベンチャー企業のBlueye Roboticsは、海底資源産業や水産業が盛んなノルウェーにおいて水中ドローンを開発している。

スペースワン代表 小林氏(左)、Blueye Robotics CEO Christian Gabrielsen氏(右)

Blueye Robotics製水中ドローン「blueye X3」

 Blueye Robotics製の水中ドローン「blueye X3」は、HDチルトカメラを搭載し、カメラ本体を上下に傾けることで、より効果的で高品質な撮影が可能。頻繁に行われる深海へのダイビングに対応するため機体は堅牢で圧力検査済み。潜航水深は300mとなる。重量は9kg以下と1人でも持ち運びが可能。荒れた状況下でも自動的に水平を維持し、機体を安定させる自動水平維持機能を備える。前進速度は3ノット。最大2ノットの潮流で作業が可能。複数の計測オプションを用意しており、センサーやカメラなどを組み合わせた拡張に対応する。本体バッテリーは着脱式。ストレージは256GB。作業時間や水深、水温などのログを取得するDiveLog機能を持つ。BLUEYE SDK(ブルーアイソフトウェア開発キット)を活用したオリジナルソフトウェアの開発も可能だ。

「blueye X3」
「blueye X3」

 なお同社は、2022年8月24日〜26日に東京ビッグサイトで開催される「第24回ジャパンインターナショナルシーフードショー」において、blueye X3の実機を一般公開、展示する予定である。