ニックスは、ドローンに搭載するアタッチメントユニットを展開するDRONE ACTIVATION(D-ACT)事業において開発したドローン用の粒剤散布機を用いて、水稲品種「大粒ダイヤ」の鉄コーティング種籾の均一播種を目指した直播を、2022年5月19日に実施した。
ドローンによる鉄コーティング種籾の直播は、播種ムラにより収穫量が伸びないという課題がある。種籾を均一に播種することができれば、収穫量の増加が見込まれる。そこで、種籾の均一播種や、同社独自の帯状散布方式でドローンの真下方向へ散布して圃場の隅まで均一に直播することで、収穫量の増加を目指す。
今回の山口県萩市の圃場で行った直播実演では、5反の圃場に55kgの種籾を7.5回に分けて直播し、目視上ほぼ均一に散布することができたという。
ドローン空中散播直播栽培により水稲栽培の労力低減や、均一散布することで収穫量の増加が期待される。