2022年6月1日、スカイマティクスは、自治体向け農業管理DXソリューション「いろはMapper」の大型アップデートを実施し、新機能の提供を開始したことを発表した。

 同ソリューションは、ドローンとAIを活用して自治体による農地の作付け調査作業を効率化、省人化する作付け調査システムである。今回のアップデートにより、タブレット対応、背景地図のGoogleマップへの対応、絞り込み機能の強化、年度切り替え機能などが追加された。

自治体向け農業管理DXソリューション「いろはMapper」

 タブレットに対応したことで、ドローンによる撮影が困難な圃場の現地確認の際に、タブレットで代用が可能。現在地をマップ上で確認できるため圃場へアクセスしやすく、現場で調査結果を入力できる。スマートフォンやタブレットで撮影した圃場の写真も、ドローン画像と同様に一括管理する。

タブレットによる表示

 背景地図として、国土地理院の航空写真に加えてGoogleマップ、Google航空写真にも対応。

 また、圃場の絞り込み機能を強化。調査状況の「良・不良・未確認」、閲覧状況「既読・未読」、申請作物と現況作物「一致・不一致」などのフィルター機能を搭載した。

 過年度のデータ切り替え表示に対応。当年度の調査結果を確認しながら、昨年度の作付け調査結果や栽培作物に関するデータを確認することで、経年管理と調査の効率化が行える。

背景地図
圃場の絞り込み機能