2022年5月10日、ACSLとVFR、理経は、ACSL製ドローン「SOTEN(蒼天)」をバーチャル上に再現し、操縦訓練を可能とする「SOTENバーチャルトレーナー」の開発を発表した。テストユーザにベータ版の提供を開始し、2023年1月の正式リリースを目指す。

「SOTENバーチャルトレーナー」操作画面

 理経がVR環境を構築したSOTENバーチャルトレーナーでは、SOTENと同様の機体性能やユーザインターフェースを再現し、バーチャル上で飛行訓練を行うことができる。カメラ撮影などもトレーナー内で訓練可能。点検や捜索、災害監視など多様な実務状況を体験でき、実務ならではのヒヤリハットやトラブルに対応する訓練も可能。PC、モニタ、プロポ型コントローラのみで訓練できるため、実機の準備は不要である。
 緊急着陸といったドローンを操縦する上で身につけるべき判断力を養うコンテンツなど、バーチャル環境を生かした訓練を目指して開発を進めているという。

 今後はメタバース空間の中にドローン訓練スペースを展開し、複数名が同一空間内で訓練できる仕組みも検証するとしている。

訓練シーン例