2022年4月26日、ACSLは、日本機械工業連合会が取り扱う、経済産業省 令和3年度補正予算「海外市場調査等事業費補助金(インド太平洋地域サプライチェーン強靱化事業)に係る間接補助事業者に採択され、「インド及び日本におけるドローン製造プロセスのデジタル化」事業に取り組むことを発表した。
同事業は、インド太平洋地域におけるサプライチェーン強靱化を実現するサプライチェーン可視化、ロジスティクスの高度化、貿易手続き円滑化および生産拠点の多元化に向けた実証、事業実施可能性調査または人材育成等に対して、実施に要する経費の一部補助を受けた民間事業者等が、地域のサプライチェーン強靱化に向けた取り組みを促進することを目的としている。
同社は、中期経営方針の事業戦略の1つとして「インド市場の本格的な立ち上げ」を掲げ、2021年9月に合弁会社のACSL Indiaを設立。現在、インド南部のタミル・ナードゥ州コインバトールにドローンの製造工場を設置し、現地における製造・販売・保守メンテナンス体制を構築している。
同事業の採択により、ドローン構成部品のマスターデータベースを作成することで、日本とインドにおける製造プロセス全体の見える化を行い、強靭なサプライチェーンの構築を目指すとしている。