2021年7月6日、持ち帰り弁当「Hotto Motto(ほっともっと)」や定食レストラン「やよい軒」を展開するプレナスは、ドローンを使って水田を上空から撮影し、生育具合の目安となる葉色の色むらを把握した後、必要箇所に重点的に肥料を投下する新たな取り組みを、7月14日より開始すると発表した。

 同社は海外の「ほっともっと」「やよい軒(YAYOI)」などに国産米を輸出するため、「プレナス加須ファーム」として12の圃場で米作りを行っている。2月より埼玉県加須市に農地を借り、田んぼの整備、種子の準備を進め、5月には最先端技術の活用や様々な栽培方法を導入したスマート農業による田植えを実施した。

水田を撮影するドローン
葉色診断システム(SkymatiX)

 ドローンを使った葉色診断を導入することで、上空からの視点で水田の隅々の生育状況を見える化できるだけでなく、より精度の高い生育状況の確認も可能となる。また、生育状況を把握したうえでドローンによる追肥を行うことで、作業時間や追肥コストの削減につなげるなど、さらなる生産性の高い稲作経営を目指すとしている。

プレナス加須ファーム

ドローン田植えの様子(5月12日)
直播後の田んぼ(5月12日)
直播田んぼの様子(5月30日)
直播田んぼの様子(6月24日)