空中から水中ドローンまで幅広くドローン事業を展開する株式会社スペースワンは、新たにインドアドローンショー事業を開始、東京・夢の島の体育館でデモンストレーションが実施され、屋内の薄暗い環境の中で記号やイラストなどさまざまな絵柄をドローンが描いていた。
インドアドローンショーに使用した機体は中国の深センに拠点を置くMakerfire Technology社の「LiteBee Stars」。縦横20cm/188gほどの小型ドローンだが、オプティカルフロー(映像解析)とUWB(Ultra-Wide Band)によりcm単位での正確な機体の測距・測位情報を取得しながら飛行することができる。機体は同時飛行最大200機、範囲は80m四方、高度8mまで対応可能。
インドアドローンショーのデモンストレーションでは、20機・30機・40機…と規模の違う機体数でのパフォーマンスが行われた。薄暗い環境の中で、高精度な機体コントロールを示したパフォーマンスはとても魅力的だ。高性能なドローンの可能性をとても近い距離で見せることができる。
スペースワンのインドアドローンショー事業展開としては、インドアドローンショーの実施(1日・20機・58万円(税別))のほかに、インドアドローンショーを実施したい事業者向けに「事業支援プラン」を提供する。インドアドローンショーの導入講習や、機体導入サポート、機体やフライトプログラムの貸し出しなどを提供する。
【インドアドローンショー事業支援プラン 概要】
① インドアドローンショー導入講習
全2日間(1日目座学・2日目実機演習)、20万円/1名、11月中旬~実施
② 機体導入サポート
機体10機の基本セットを180万円で販売
③ 追加機体の貸し出し
ドローンショー実施にあたり足りない機体を必要数貸し出し
④ フライトプログラムの貸し出し
季節に応じたプログラムや長尺のプログラムなどを貸し出し
インドアドローンショーは天候や法規制に影響されないことも魅力的だ。音楽ライブやスポーツなどほかのパフォーマンスとの共演や、屋内イベントなど限られたスペースでのドローンショーなど、いろいろな場面での展開が考えられそうだ。