2026年8月20日、UMIAILEは、福島県が実施する「地域復興実用化開発等促進事業費補助金」に採択されたと発表した。
この事業では、自律小型無人ボート(ASV)の基幹部品の国産化に向けた研究開発を進めるとともに、福島県浜通り地域における製造・供給体制の構築を目指す。
近年、海洋環境モニタリングや海底地形測量、インフラ点検、防災・減災、安全保障などにおいて、海洋データ活用の重要性が高まっている。一方、従来の有人船による調査は高コストで運用頻度の制約が課題となっていた。
同社は小型・低コスト・高頻度運用を実現するASVの開発を進めており、この補助事業では以下の研究開発に取り組む。
- 量産型ASV船体
- 国産航空制御基盤の開発
- 国産推進機の開発
- 電力供給システムの開発
- 実海域での性能実証
- 浜通り地域での製造・供給体制の構築に向けた検討
これにより海外製部品への依存低減と国産サプライチェーンの強靱化を目指すとともに、海洋ロボティクスの基盤技術を国産化し、国内産業の競争力向上と浜通り地域の産業振興に貢献するとしている。
同社は、2026年3月に浪江町と連携協定を締結し、漂流物・危険物調査や浅瀬・海底地形測定データを活用した自治体の海岸管理・防災対策実証を行っている。8月1日の東日本大震災後初となる海開きの際は、海洋データを活用して海水浴場エリアの安全確認調査を実施した。
今後、海洋データを核とした実証フィールドの形成や関連企業・研究機関との連携を進め、浪江町における海洋関連産業の集積を推進するとしている。
